《新婚2》(19)新妻の浮気

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俺は元々建築家志望。 親父の後を継ぐ気など全くなかった。 当時のトーマも何れは会社を退職し 起業家を目指していた。 互いに今の姿を想像していなかった。 「美古ちゃんから 離婚届預かってるけど どうする気だ?」 「離婚届?あの馬鹿・・・」 馬鹿と呼ぶトーマの声音には 愛情を感じる。 「俺にとって お前と美古ちゃんは憧れの夫婦なんだ。 離婚なんてすんなよな」 そう言い、ハンドルを切って地上へと出る。
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