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「…斗…優斗。」
「え…。あっ!と、父さん?」
「どうしたんだ?折角のお祝いなのに、もっと食べなさい。」
え…父さんと母さんがいる…。見回すと他のお客も…。ここは、展望台のレストランだ。
「あれ?父さん、僕、ずっとここにいた?」
「ん?何だ?もう酔ったのか?乾杯しかしてないぞ。」
「どうしたの?優斗。変よ?」
「母さん…僕、ここにいた?」
「変な子ね。いたわよ。」
「そっかぁ。ああ。良かった。夢か…。」
何でもないよと父さんと母さんに笑う。
笑った左頬ににエクボが出来た。
完。
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