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「そうだ。みんなを見ながらゆっくりと――」
僕の髪を掴み
顔を横に向けさせると
「いいぞベイビー」
クリスチャンは鼻にかかった甘い声で囁いた。
「ンンッ……ヤァッ……!」
長い指でかき上げられた黒髪が乱れ
汗で首筋に絡みつく。
「――いいね」
そんな細い首筋を吸い上げて
いよいよ我慢できなくなったんだ。
「静粛に」
ブロンドの悪魔は仰々しく両手を開き
ざわめく連中を鎮めると。
「僕が見つけた獲物だ」
冷淡に言い放つが早いか
「ただしおまえらにも骨ぐらい残してやる――」
「アッ……!」
前を寛げ
ついに両手で僕の腰を捕えた。
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