episode200 Vampire Night ②

1/30
168人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ

episode200 Vampire Night ②

「ハァッ……アアッ……」 「そうだ。もっと聞かせてやれ」 何度も 何度も 恥ずかしいほどの水音を立て パールの指輪を捩じ込まれる度。 「ンンッ……!」 僕は泣き声とも嬌声ともつかぬ声を上げ 艶めかしく身をよじる。 「すごいな。こんなにやらしい生贄は初めてだ」 「ヤッ……言わないで……」 実際――。 僕の乱れように息をのみ あたりは水を打ったように静かになっていた。 「腰を動かしてごらん」 「アアッ……」 征司がすぐそこで見ているという事実が 僕の歪んだフェチズムにより一層火をつけるんだ。
/30ページ

最初のコメントを投稿しよう!