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episode200 Vampire Night ②
「ハァッ……アアッ……」
「そうだ。もっと聞かせてやれ」
何度も
何度も
恥ずかしいほどの水音を立て
パールの指輪を捩じ込まれる度。
「ンンッ……!」
僕は泣き声とも嬌声ともつかぬ声を上げ
艶めかしく身をよじる。
「すごいな。こんなにやらしい生贄は初めてだ」
「ヤッ……言わないで……」
実際――。
僕の乱れように息をのみ
あたりは水を打ったように静かになっていた。
「腰を動かしてごらん」
「アアッ……」
征司がすぐそこで見ているという事実が
僕の歪んだフェチズムにより一層火をつけるんだ。
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