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と、リックが目線で川の下流を示した。
そっちに、川を登ってくる気配があるのだ。
なので皆もそちらに視線を向けると、動き始めたリックを追い掛けて、静かに気配を目指し移動した。
上手く魔力を隠せてるから、クラスメイトの可能性が高いかも?
そんな事を思っていると、リックが気配と遭遇する少し手前で止まり、木の上に隠れる。
なので僕はフィリスを、ルーカスがキースを抱えて、それぞれ別の木の上に跳び。
モモとキラ、トーセも木の上に隠れると、気配はゆっくりと姿を現した。
キョロキョロしながら進む男子生徒には見覚えは無く、他クラスの生徒だとわかりホッとする。
その後ろから、ソロソロと進む男子三人組。
四人メンバーらしく、その後ろに進む者は無い。
すると何故か、リックが急に木から飛び降りて、彼等の前に。
僕達はそのまま様子をみる。
で、直ぐに構えて臨戦態勢を取る彼等は、戦闘に慣れているようだ。
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