修学旅行と言う名のサバイバル

41/89
前へ
/1951ページ
次へ
と、リックが目線で川の下流を示した。 そっちに、川を登ってくる気配があるのだ。 なので皆もそちらに視線を向けると、動き始めたリックを追い掛けて、静かに気配を目指し移動した。 上手く魔力を隠せてるから、クラスメイトの可能性が高いかも? そんな事を思っていると、リックが気配と遭遇する少し手前で止まり、木の上に隠れる。 なので僕はフィリスを、ルーカスがキースを抱えて、それぞれ別の木の上に跳び。 モモとキラ、トーセも木の上に隠れると、気配はゆっくりと姿を現した。 キョロキョロしながら進む男子生徒には見覚えは無く、他クラスの生徒だとわかりホッとする。 その後ろから、ソロソロと進む男子三人組。 四人メンバーらしく、その後ろに進む者は無い。 すると何故か、リックが急に木から飛び降りて、彼等の前に。 僕達はそのまま様子をみる。 で、直ぐに構えて臨戦態勢を取る彼等は、戦闘に慣れているようだ。
/1951ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3538人が本棚に入れています
本棚に追加