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「えっと、つまり戦う事になってたら、厄介だったって事ね?」
モモがホッとしたように言うから、リックが苦笑いで頷いて。
「あいつ等が戻って来る前に移動するか」
滝の方をチラリと見てから僕達に言う。
そんなリックの言葉に皆で同意して、先に進むのだった。
で。
川から離れ進んだ場所は、来た時とは違う、道なき道を進んだ先の崖の上。
崖を登ってくる者が数名居るのを感知したので、上で待ち構えてみる事にしたのだ。
魔力を隠す事はしてなくて、クラスメイトではないのはわかっているから、崖を登るなんてどんな奴等なんだ、って興味が湧いたのが理由。
なので戦うかはわからないのだが。
反撃しかしないと言うマイルールが無ければ、絶好の攻撃タイミングなんだけどねー。
んで。
フィリスとキースとキラ以外は魔力で種族も大体わかる僕達は、崖を登るのが獣人とエルフの混合グループだと気付いてるから、キラと交流を持てる者たちなら、との期待もあるんだ。
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