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蒼葉から聞いた東方の文化はやっぱり日本に似ていて、生活に関しても色々と話を聞く内に蒼葉とはかなり打ち解けた。
そして友達になって、大きくなったら東方の蒼葉の所に遊びに行く約束をして蒼葉と別れ、僕は地上に戻された。
もう空が明るくなってるよ、眠い。
僕は少しでも寝ておこうと、ベッドに潜り込んだ。
が、どんなに眠くても毎朝の鍛錬の時間には起きて、身体を動かした。
いやー、習慣って恐ろしいよねー。
半分眠っていても、これまで続けていた日課は身体が覚えているのか、勝手に動いているんだから。
そして。
それからの日々は、昼はこれまでと変わらない生活を、夜にはレイの城でレイとリオウと修行を、と言う二重生活を送る事になった。
とは言っても、シエラとシトリンの青龍に関するお詫びで、時間を弄ったトレーニングルームをレイの城に造ってくれたから、睡眠時間はちゃんと取れている。
お詫びはいいと言ったのだが、これは有り難く使わせて貰う。
どんどん成長する幼児にとっては睡眠は大事だからな。
そんなこんなで、気が付けば5歳の誕生日を迎えていた。
そして、普段は寄り付かない本家の当主とその執事が透明な水晶玉を持ってやって来た。
あれって魔力測定用の水晶だよな?
5歳で魔力測定するのはこの世界でも変わらないのか?
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