魔力測定

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《いや、天使の血を引くなら全属性使えてもおかしくは無い筈だが、何か不味いのか?》 ワンテンポ遅れたレイの突っ込みに、あっ、と思う。 それなら後々、開放するのも有りか? 属性が多いと身体に負担が掛かるから封印してた的な? それについてはシエラと相談かな。 と。 「そうなるとフウハの事は魔力測定の結果と共に聖人とも発表する事になるな。ならば警備を強化しておくか。影で狙う輩が増えるといけないからな」 伯父の心配そうな呟きに、あれ?と思う。 別に僕は疎まれてはいなかったのかな? そう言えば母様とも普通に話をしていたみたいだし、あれぇ?僕の被害妄想ってやつ? だとしたら恥ずかしいんだけど! そんなこんなで僕の魔力測定は終わった。 男メイドは、拘束し直されて本家に連れて行かれて、それからどうなったかは知らない。 因みにその日の夕方にラスティおじ様がリリシェラを連れて本家にやってきた。 リリシェラにミナリスとの婚約について尋ねた所、大喜びで『ミナリスのお嫁さんになります!』と答えたそうな。 なので正式に婚約を結ぼうと話しに来たのだ。 それを聞いたミナリスも喜んで、リリシェラと2人でイチャイチャし始めた。 なんで知ってるかと言うと、僕との婚約の話をラスティおじ様には既にしてあったらしく、変更になった理由説明の為に僕と母様も本家に呼ばれたからだ。
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