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堕神と戦った後、僕はその時にずっと封じていた聖属性を使って堕神を浄化し魔力を使い果たした反動で、身体が動かなくなり、魔国の、使い魔である北の魔王リオウの元で療養していた。
やっと身体が動くようになってリハビリをして、やっと以前の生活に復帰出来ると言う時になって、僕は白い世界に呼び出されていた。
目の前に白いテーブルと椅子があり、ああ天界に呼ばれたのか、と思っていると。
4人の神が現れて、僕に声を掛けてくる。
「突然呼び出してごめんね」
済まなそうに謝るのはこの世界の管理神で僕を転生させてくれたアポス。
「やっと呼べるようになったからね、良かったよ」
相変わらずニコニコして柔らかい雰囲気を醸し出している、この世界の創造神で僕の使い魔のアスタ。
「弱ってると身体ごとは呼べないからな」
フワリと微笑んで言うのは、あらゆる世界と創造神や管理神を創り出した創世神のトーセ。
なんだかこの世界が気に入った様で、一番偉くて忙しい筈なのに時々顔を出す白髪オッドアイのイケメンだ。
それと……誰だ?
アスタやアポスと同じ金髪碧眼だけれども髪は肩につかない長さのボブで、中性的、もしくは美青年な感じのキリリとした顔立ちの神。
うん、神なのはわかるんだけどね、誰?
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