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「ハハッ。わりぃわりぃ。
でも人妻って分かってんならホント止めとけよ。
旦那に知れたら、今度はボコボコだけじゃ済まないだろうし。」
「分かってるよ。ただ気になってるだけなんだ。
何て言うか……
朝たまに会って挨拶するだけなんだけど、そん時の笑顔が可愛くてさ、目に焼き付いて離れないっていうか……
って、勇司に向かって何ハズい事話してんだか。」
「まぁ、そこの現場が終わったら会うこともなくなるんだろ?
その可愛い人妻さんは今だけの目の保養にしとけ。」
「目の保養か……」
分かってるよ。
そう、オレが一番分かってるんだよ。
でも目が合って会釈するたびドキドキしてさ。
本当は気になってるだけじゃ物足りなくなってる。
彼女ともっと話がしたい。
彼女に触れたい。
彼女を『目の保養だけの人』にはしたくない。
何とかならないかな?
なるわけないか!?
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