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森を抜ける。鬱蒼とした森だが、よく見れば獣道や、狩人による小路が出来ており、解っていれば迷わない。
獲物とは違う背中と腰の重みに思わず笑みがこぼれる。
見たこともない艶と特殊な形状をした木剣。この辺りでは両刃の叩き斬る形状が標準だが、片刃のこれは恐らく用途が少し違う。更には文字と思われる象形が描かれ、妙な力強さを感じさせる。背中の石器剣はその材質からは想像出来ぬほどに精巧であり刃の部分は石とは思えぬ程に鋭利である。
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