第1章 それは私です

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私はウエイトレスさんの方を見てびっくりする…… 胸デカッ!! えっ!?アリなの!?こんなの! 「……お客さん、見過ぎですよ」 ウエイトレスさんは、苦笑いをしながら私に言った。 綺麗な女(ヒト)だ。唇の下に小さなホクロがあるのが、すごく色っぽい…… 「あ、すいません……余りに大きいので……」 私が言うとウエイトレスさんは困った顔をする。 「……ところで、ご注文は?」 「えっ、あ、じゃあ、オレンジジュースを」 するとウエイトレスさんは今度は変な顔をして私を見る。 あ、あれ?酒場だからジュースは置いて無いとか? 「オレンジジュース?オレンジジュースっていうのは無いけど、レモネードでいい?」 「あ、はい」 良かった。優しいウエイトレスさんで。 私が周りをキョロキョロしていると、周りのオジさん達も私を少し気にしているようだった。 そんなにジュースを頼んだのはおかしかったかしら? レモネードはすぐに運ばれてきた。どうしよう?ここはどこですか?と聞いた方がいいかしら?しかし、こんな酒場でジュースを頼んだから、周りの人は私の事を変に思っているわよね。 これ以上、変に思われても大丈夫かしら? 私は考えた末、ウエイトレスさんに、ここはどこですかと聞くのを止める。 でもこの女(ヒト)、凄い綺麗だわ。この【海賊GAME】のクリエイターさんはかなり期待出来そうね。 これなら、私の求めている人材に巡り会えるかも。 私が求めている人材とは…… ……そう!超美形な男の子!! 私はこの【海賊GAME】を、私の趣味を満たしてくれるキャラを探す為にやっているのだ。
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