0人が本棚に入れています
本棚に追加
その日、私と君はうまれた。
だから、それを始まりと呼ぼう。
それから、私と君はずっと寄り添っていた。
邪魔されることなどないと、そう思っていた。それが幻想だと知ったのは私が君の側から引き離された時、初めて、君と離れた時だった。
あれから○年後ー
私は君の近くに戻ってこれたけど君は私のそばには来なかった。
当然だ。
訳も分からないまま引き離されて何年も会わないまま、また元のようになんて無理だと分かっている。
君は私なんかより大きくて優しくて、色々溜め込んで爆発して、時々我儘に私を弄んでー
でも、だからこそ、そんな君のそばには私がいなきゃと思ったんだ。
君が、いつかその時を迎えるまで。
最初のコメントを投稿しよう!