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痛さのあまり涙が零れ、それを舌で拭うお客さん。
「っは、やだぁ……」
「落ち着くまでこのままで居るから」
「……っ」
宥めるように言われ、頭を撫でられる。
「いい子だね」
何でこんなことになったんや?
「大丈夫だ」
優しく囁かれ、次第に落ち着いてくる自分。
「……もういいか?」
「うん……」
まだ痛いけど、このままっていうんは……なぁ。
「あ!」
動き始めたお客さんに体が強張る。
「あ、あぁっ!」
それを知ってか知らずか、その動きが激しくなる。
「く…ぅ……!」
「そんなに締め付けられたら……!」
「あああっ!」
「うっ……!」
何かが弾けたような気がし、そのまま自分は意識を失った。
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