にぃ。

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「鈴蘭。お呼びよ、奥の部屋」 「はい」 女将さんに言われ、昨日と同じ部屋に行く。 「鈴蘭です」 「入れ」 「失礼します」 襖を開け一礼をする。 「ほぅ、男には見えないな」 「俺のお気に入りだ」 「声も女子みたいだ。まだ餓鬼か?」 部屋の中には昨日と同じお客さんと、知らない人が二人。 「今年で十四になります」 「そうか。とりあえず酌をしてくれ」 「はい」
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