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あれから既に半年が過ぎ、お客さんは毎日のように自分を抱きに来る。もちろんお連れの人も。
「あっ…!もう……無理ぃ!」
今日だけで、何回果てたか分からん……。
「まだだ。一緒に果てよう」
乱れる自分を酒の肴に、にやにや笑うお客さんたち。
「いやっ!駄目ぇ!」
「くっ……!」
「あ……!」
暖かいものが体内で広がると同時に自分も果てる。
「ふ……」
抜かれる感覚に思わず身震いした。
「今日はいつもに増して感じてたな。そんなによかったのか?」
疲れ果てて何も言えない自分の頭を、あの人は優しく撫でる。
「声が出ないほど感じてくれたんだ?嬉しいよ」
遠のく意識の中、にっこりと微笑むその笑顔がどこか恐ろしく思えた。
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