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「かぐや姫。 そなたは、また地上に下り立ち、最後までそなたを守りたいと行動した彼奴と結ばれたいと願うか?」
「前の記憶など、一切持たず、それでも彼奴を探し当てることができたなら。もう月から地上に降り人間として生きることを許そう。」
「これは我ら月の都のものたちとのゲーム。どうする、かぐや。やってみるか?」
私は以前、地球という場所にいた。そこで、恋をしたらしい。
あんな、濁った場所に私がいただなんて考えられないけれど、この生き苦しい月から離れられるのなら、私はそのゲームをやろう。
きっと、私が地上から帰るときに衣に紛れた手紙はその時の相手からなのだろう。
私は失ってしまった感情や記憶がほしい。
ただ、その一心でそのゲームを受けてたつことにした。
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