憂鬱

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「悠生。今回の参加者一覧、置いとくね。私、必要な物品の発注と悠生の服を取りに行くから。何かあったら連絡して。」 そう言うと、奈津子は部屋から出る。何だかんだあいつは頼りになる。俺は当日のための練習と、当日のことでいっぱいになる。だから、右腕のように動いてくれるあいつには、これでも本当にに感謝している。 「名簿なんて置いとかれても、俺が見ないの知ってるだろ……」 そう、俺はこの時、この茶会が俺の人生の転機になるなんてちっとも考えてなかった。
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