第20章 臨海学校

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「オリジンさん達は?」 「現地で自由時間の時に合流するらしいわよ。さすがにイベントを一緒には無理だったみたい」 「オリジンさんの水着姿楽しみだなぁ!」 ラインが下心丸出しの発言をしたので、アミナが拳で沈める。 「もう!ラインはいっつも胸ばっかり!」 その後、ラインに気付かれないように自分の胸に手をやって溜息をつくアミナを見て、皆でこっそり笑った。 アミナ、ラインのそれは冗談だとおもうよ……多分。 「胸だけじゃねえよ!尻も大事だ!」 「うわあ……」 冗談……かな…? 「ほら、お前らの番だぞー。魔法陣に乗れー」 やっぱり怠そうなイト先生がSクラスを魔法陣の中に誘導すると、他のクラスも先生に引率されて魔法陣の中に入ってきた。 そして全てのクラスの先生が魔法陣に手を触れて魔力を流す。 「起動」 浮遊感の後に景色ががらりと変わる。 「うおおおおお!!海だあああああ!!」 少し離れた場所に見えるのは、白い砂浜、エメラルドグリーンの海、ギラギラと照りつける太陽、はしゃぐ水着姿の人々、そして晴れ渡る空に入道雲。 夏だ、って感じがするね。
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