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まずホテルにチェックインして、それぞれ割り当てられた部屋に行く。
人数が多いから、学年ごとに別のホテルだ。リゾート地だからかホテルが乱立している為、ホテルの独占などで他の客の迷惑にはならない。
「ちょうど3人組で部屋割りされててよかったよね!」
アミナがベッドにダイブして「ふかふか~」と頬を緩めながら笑顔を向けてきた。
「…………七大貴族…は……無理矢理…5人組になったんだって……」
「まーた権力でも使ったのかしら。呆れるわね」
クラスの女子が20人。3人組が4つと4人組が2つ出来るはずだが、彼女らの活躍()のせいで3人組が5つと5人組がひとつになったということだ。
「部屋割りが関係するイベントがあるらしいけど、七大貴族と王族が5人って戦力的にいいのかな?」
「うーん……先生がきちんと考えてる、と思いたいけど……」
「「あのイト先生だし……」」
一抹の不安を覚えるが、学園行事だからといって海に来てまで戦闘する事はない…と思いたいので考えない事にする。
「え、えーっと、日程はどうだっけ?」
「今日は昼間にイベントひとつこなして、夜は自由時間。明日は自由で明後日に帰りね」
「昼間のイベントが気になるなあ……」
「…………10時から……今日いっぱい…貸し切ってるんだって……」
「海水浴場を?」
「…………うん」
「じゃあさっきまでいた人達はもういないね。今10時過ぎだし」
「貸し切りか……あんなに広いのに貸し切りって。まあ1200人で何かイベントしようと思ったら貸し切らないと出来ないか」
ほんと、イベントって何するんだろ?ビーチバレーとか?
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