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「おい運転手!起きろっ!」
「ひぃー!」
チェックアウトの始まってるホテルは
廊下にリネンが積まれて
掃除を開始している。
その中で大声で怒鳴る俺の声
中にいる運転手にも聞こえたらしい。
ガタガタと中で騒がしくした後
ガチャッと開けられた扉から顔を出したのは
「お・・はようごじゃーましゅ・・・」
まだ酔っぱらっているような口調の運転手。
--- まだ顔が真っ青だけど?
「なんだ、二日酔いか?」
部屋の中に入ってみれば、お口あんぐり。
「昨夜・・・。こっちに泊まってる同僚が
遊びに来てくれまして・・・」
俺のベッドにも床にも。
何人だ?
1,2,3,4,5人も寝ている。
何だよ。
涼みに出て行った俺を心配なんてせずに
こっちは仲間と盛り上がってたんじゃねえかよ!
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