石塚史実編 《異変》

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その足で実家にも寄って 「この家もどうしましょうかね。 史実がお嫁に行っちゃうと、使わないし」 実家の駐車場に車2台を停めて 3人で並んで家屋を眺めた。 父が頑張って建てた2階建て一軒家。 取り壊すにはまだもったいない。 「いずれ貸家にしてもいいよ。 まだ・・・・・そのまま置いときたい」 「置いとけよ。 無理して処分することはない。 いずれ、俺らが定年後に住んでもいいし」 「そうね。急ぐことはないわね。 管理は叔母さんに任せなさい。 そう言う業者さんを知ってるから。 安くやらせるわ」 「ん。お願いね」
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