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また裏切られるのなら
尚人との未来は考えられない。
そう決意して
彼とは別れたつもりでいた。
彼の方が見放さないでくれたから
誤解が解けた今
こうやってお嫁にも行けた。
「史実・・・・・。ただいま・・・・・」
微睡んでいた私の耳に
寝惚けた尚人の寝言が聞こえて来た。
「おかえり・・・・・尚人」
裸体のままの尚人に抱き着きながら
自分の居場所を見つけられた歓び
そして彼と、
この先も一緒にいられる幸せをかみしめた。
END
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