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「なんだ?ここにいたのか」
無の空間に飛び込んできた
悪魔の声。
「・・・・・・・・はんでっは?」
口の中に放り込んだ肉団子が大きすぎた。
なに喋ってんだか、自分でもわかんね。
「これ、午後イチで取り掛かってくれ」
弁当との間に差し出すUSBに
手を伸ばして受け取っていると
「もーらい!」
最後の肉団子を奪われた。
「美味っ!なにこれ!」
2噛みくらいで叫びだす彼に
「肉団子ですよ。
肉よりもごぼうの方が多いけど」
見た目肉団子。
実際中身は肉3:野菜7の割合だけど。
「味付けは?味噌と?」
「味噌とマヨネーズとショウガ。
ああ醤油とみりんも入ってるか」
「ショウガがいいな。
アクセントがつく。もうないのか?」
弁当を覗き込むから
「それが最後の1個だったのに・・・」
恨み節炸裂。
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