島田恭子編 《真実の顔》

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今、オニが手掛けている仕事は うちの社のプライベートブランドの商品企画。 その中で、一番手を(こまね)いているのが 安価でも品質を高めたい。 質を落としたくはないと言う事。 PBと聞くと 消費者はどうしても安物と思いがち。 中には私のように 値段重視のお客もいるだろうけど。 できるのなら、安い値段でも 味も満足できるものを作りたい。 味を重視すれば、コストがかかるのも事実。 「総菜シリーズか・・・・。 総菜って言うと和食が多いんだよな・・・・」 ここでもブツブツと。 どうにも、私は無言で仕事と言うのは できない性分なのかもしれない。 震災以降、 総菜やレトルト食品と言うものも だいぶ見直されつつあるらしい。 実際に自分たちが食べたことで 味も確かめられたのがよかったのかもしれない。 おかげで、今ではコンビニでも 特設の陳列棚ができるほどまでに。
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