島田恭子編 《サンタ重複》

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「ごっそー様でした」 「ごったん!」 2人とも完食。 ダイなんて2つ半も。 「よく食べたなぁ。 サチも一丁前に1つ食べきったなぁ」 じい様、嬉しそう。 千葉さんも 「育ちざかりですものね。 見ていて気持ちがいいくらいでしたよ」 朗らかに笑って見てた。 「じゃあじい様、行くね。 ご馳走様でした。 あ、ダイの携帯代もありがとう」 食べ終わった弁当箱を始末しながら じい様にお礼を言う私に 「いいんじゃよ。気を付けてな。 奴にこれ以上何もするなとは言ってあるが 黙ってはおらんだろうからな」 夫人のことを言ってるんだってわかった。 「大丈夫だよ。私だったらどうとでも 対処できるから。 ただ、この子たちには何もするなって そこだけは牽制しといてね」
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