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「俺ももう帰れるから。
見つからないほうがいいんだろ?」
話しを聞いていたのか。
訳アリなのが知られたようだ。
「俺の車、あっちだから。
見つからないで帰れるし、こっちおいで」
寝ちゃいそうなサチを抱き上げ
先に歩いて行くイケメンドクターに
「よろしいんですか?先生」
慌てて千葉さんが追いかけた。
ダイと2人、顔を見合わせ
「まあいいか」
「んだね。行くか」
送ってもらう私たち、置いてかれてる。
仕方なしにそのあとを追いかけた。
「ちょっとここで待ってて。
荷物持ってくるから」
寝に入ったサチを千葉さんに渡して
白衣を翻して階段を駆けて行くイケメンドクター。
「今日のところは甘えてしまいましょうか」
サチを抱きなおしながら言う千葉さんに
「私たちはなんでもOKです。
家に帰れるのなら」
「んだ」
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