島田恭子編 《新生活》

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治療に通う日もあるので 通いのお手伝いさんにも来てもらい 私が父の自宅で父を看ることに。 ダイもサチも 自分の本当のお祖父さんのように慕い お世話も手伝ってくれる。 俊哉さんも家にいるときは リビングを素通りしてまず先に父の元へ行くくらい。 今まで敬遠していた父との暮らしを 私も楽しんで過ごしていた。 祥太朗さんや美佐江さんとも 今では本当の兄や姉のように慕ってる。 祥太朗お兄さんは、 よくご家族で遊びに来てくれる。 美佐江さんは仕事にプライぺートに とても忙しくしているようだけど。 「さあ着いたぞサチ。 今日から1年生だ。頑張れるな?」 「ばっちりよ!」 親指立ててふんぞり返るサチの姿は 4歳のころからちっとも変ってはいなかった。 END
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