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友人Bこと、○先輩。
気さくな方で、メールからたまには電話もくるようになった。
イケメン先輩の話題は控えました。
だって、いかにも、でしょ?
利用してるのは確かだが、あからさまなのは引くだろうな……と。
と、ある日。
「ゆうちゃん(私)の学校さ、地味な子多いよね」
校則厳しいからな。
制服は靴下、靴まで指定。
鞄も指定。
髪の毛を結ぶ位置、ゴムの色、全部校則で決まってる。
地味子の集団になるのも当然です……
「ゆうちゃんも、自然体だもんね」
すっぴんだからね。
「(イケメン先輩)がさ、女の子探してるから友達とか紹介してよー」
おい。
これ、私以外、ってことですよね?
や、まだチャンスはあるのか……?
次の日、いつもの電車のなかで思いきって聞いてみた。
「私も女の子ですよ?笑」
「や、ゆうちゃんには(友人B)がいるじゃん。笑」
これ、ダメなパターンのやつ……!!
Bさん狙いとかじゃないない!!
一生懸命フォローしたけど、逆に照れ隠しだと思われた。
「はいはい、Bには黙ってるから」
Nooooo!!!!!
その後何度言ってもダメで。
Bさんがどう伝えてるかはわかんないけど、イケメン先輩の中では
「付き合ってるんじゃないの?」
確立。
数日後。
Bさん、先輩、私、先輩の友達(♀)と、ダブルデート決行になりました。
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