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嵐の様な出来事の後、宏樹とユニホームに着替えていた。
「おいおい…外のアレは何だよ~」
3年の先輩達が口々に〝そう〟言いながら、部室へと入って来る。
「葵~、今日もしごいてやるから気合いれとけよ!」
「マジっすか?(笑) まぁ、余裕っす」
「コイツ生意気~(笑)」
野球部はスゲー仲が良い。
居心地が良すぎて、青春はある意味満喫してるかな♪
「ん?大分外静かになったんじゃね?葵、グラウンド行こうぜ~」
宏樹が俺に声をかけながら、部室の外へと向かう。
「ちょ、待てよ~!」
まだ女子が居たら面倒だし、走って宏樹を追いかけた。
な~んだ。
外には嘘みてーに誰も居ない。
さっきのは幻か?
「幻じゃね~からな(笑)」
「何で考えてる事が分かんだよ?」
「何年一緒に居ると思ってんの~?バカ葵(笑)」
「エスパー宏樹!」
「うるせ~よ(笑)」
ケラケラ笑う宏樹をグローブで叩いて、俺はダッシュで逃げる。
「イッテ~。チッ‥コラッ待て葵ー!」
嫌だね~(笑)
捕まってたまるか~。
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