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宏樹とふざけ合いっ子しているうちに、あっという間にグラウンドまで着いていた。 俺達の学校は、野球部、陸上部、サッカー部の3つの部活で2面あるグラウンドを使ってるんだけど。 「今年はサッカー部の人気がすげーな。最近の奴は野球よりサッカー派か?!」 先輩が愚痴ってる横で、俺はグローブとスパイクを並べていた。 「じ、自分は、野球派っす!!」 おぃおぃ、声でけーな可愛い野球部の1年君!(笑) 「分かってるって。だから野球部なんでしょ~が(爆)」 ゲラゲラ笑いこけながら、宏樹が突っ込んでるよ。 「うぉ~!!俺は猛烈に感動してるぞーー。野球派最高じゃねーか!!!今日も気合い入れっぞお前達!!」 あ~らら、キャプテンの野球魂に火がついちゃってんじゃん。 今日は一段とやる気だな、仕方ね~っから乗っかってやりますかね。 「葵~♪」 「はいはい。宏樹いくぞっ。」 「そうこなくっちゃ♪」
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