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部室への帰り、手洗い場の手前で・・。 「宏樹!俺汗かいたから顔洗いて~んだけど」 「んぁ?はいはい、待っててやるから洗っていいぜ」 「thank you♪(´ε` )Hiroki」 「キモっ」 "キモくて悪~ございました" チェッ…葵君の投げチュ~もらえて光栄に思いたまえってーの(笑) とにかく早く顔洗って帰りてぇから、急ぎますかね! 「ふんふふふ~♪♪」 陽気に鼻歌を歌って手洗い場に着いた時、先客がいる事に気づいた。 「あっ・・」 頭から水をぶっかけている相手を見て、先に声を発したのは俺だった。 その声が聞こえたのかは分からないけど、水を止めて犬みてーにブルブルブルって頭を振って顔をあげたその相手は…。 「あっ!」 俺に気づくなり、髪を拭く事をしないまま慌てて近づいてきた。
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