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そして二年生も桜太を除いて誰もが熱中していた。優我と迅はそれぞれ興味のあることについて書かれた本を読んでいる。千晴はいつものように周期表を広げるだけでは飽き足らず、化学式を書いていた。そして楓翔は井戸の時にも見ていた地形図を笑顔で見つめている。
「これを守らないといけないんだよな」
桜太はこの妙なメンバーが過ごせる場所の大切さを改めて感じていた。
「けどなあ。七不思議を斜め132度くらいから解明している俺たちに共鳴する人はいるんだろうか」
結局はそれが心配な桜太だった。
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