あとがき

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大変ご無沙汰しております。 華恋です。 拙い詩を読んでくださってありがとうございました。 タイトル「雨があたる」ですが…… 「雨があたる?どういうこと?!」と思われた方いらっしゃると思います。 何を隠そう、私もその一人。 知人と話していた折、毎回その方が言うのです。 「あ!雨があたってきた」 その度に、私は「なに?雨があたるって?」と聞き返します。 「雨は‘降る’だよね?‘あたる’なら、‘()あたる’なんじゃないの?」って言ってしまったこともあったのですが、どうやらこれ、方言だったのですね。 最初は違和感でしかなかったこの言葉ですが、いつの間にか『雨があたる』というこの響きに暖かみと優しさを覚えるようになりました。 そして、いただいたテーマが「雨」 雨が降ると気圧の変化に伴って、自律神経も乱れがち。 そうすると、普段は顔を出さなかったネガティブな心が出てきて、どんどん自分を追い込んでいってしまう。 暖かみと優しさを覚えたこの「雨があたる」という言葉をタイトルに、様々な心情を詠んでみました。 作中「洗車雨」「洒涙雨」という言葉が出てきますが、これは七夕伝説から取りました。 「洗車雨」とは、《七月六日、彦星が七月七日の逢瀬を前に牛車を綺麗に洗っている時の水が零れ落ちたもの》 私は、逢えない悲しみで流す涙「催涙雨」より、逢えるかも知れない「洗車雨」の方が断然好きです♪ 表紙の写真にも意味を持たせたのですが、それを語るには文字数が少しオーバーしそうなので割愛します。 このあと、皆様の素敵な作品を拝読して周り、たくさんの「雨」を満喫して参りたいと思います☆ 最後になってしまいましたが、美月ちゃん、今回も、素敵な「女詩会」を、ありがとうございました!
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