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狗郎
「なんだ?なんか騒いでねえか?」
明津
「お前がひねくれた事言ったからじゃないのか?」
警官
「失礼します!柊さんはおりますか!?」
狗郎
「ああ、俺だが?」
部屋に一人の警官が入ってきた。どうやら俺に用があるみたいだが、その警官の背後は妙に騒がしく、時折悲鳴なんかも聞こえてくる。
警官
「実は、路上で男を確保したのですが柊さんに会わせろと騒いでまして」
狗郎
「俺に?そいつの名前は?」
警官
「それが名乗ろうとしないんです。日本語を話すんですが外国の方で」
狗郎
「まあわかった。通してくれ…てか、何で騒いでるんだ?」
警官
「その男実は…裸なんです」
狗郎
「なんか着せてやれよ!?」
つっこまずにはいられなかった。どうやらその男は裸で路上にいるところを公然猥褻の現行犯で逮捕され、ここに連れてこられたようだ。そして厄介な事に男は俺を知っている。今のタイミングで外国の男となると、プロメテウスや米軍の知り合いなんじゃないかと内心ひやひやし始める。
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