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狗郎と出会ったのは今から…今から……何年前だ?
あいつ今幾つだっけ?
狗郎が小学3年の時だから今から……ダメだ。思い出せない。
とにかく狗郎が小学3年の時に出会ったんだ。
あの時、目の前にいた少年の狗郎は、口裂け女の私から見ても異質だった。
何かに憑かれているなと感じた。
だが私も阿呆なもので少年の狗郎に興味を惹かれ声をかけたんだ。
え?いやいや、違うぞ?
私はショタコンでもなければペドフィリアでもないからな。
話しをそっちにもっていこうとしないで黙って聞け。
咲姫
「私、綺麗?」
そう狗郎に声をかけるとピタリと歩くのを止めた。
こちらを振り向こうとしないもんだから私はもう一度声をかけた。
咲姫
「…私、綺麗?」
すると今度はゆっくりとこちらに振り向いた。
念のためにもう一度言っておくが私はショタコンでもなければペドフィリアでもないからな?
それをふまえた上で聞いてくれ。
狗郎を見た第一印象は…可愛いだった。
何度も言うが私はそんなんじゃないからな?
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