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狗郎と出会うよりもっと昔に起きた世界的な事件。
世界同時多発テロ。
政府機関ではなく民間の高層ビルなんかを狙った自爆テロ。
海外ではビルの支柱を破壊され、建物は倒壊。
世界規模で同時におきたこのテロの犠牲者は、わずか1日で1万人をこえた。
この国も同様にテロにあったが、倒壊した建物は皆無。
ある意味、世界中にこの国の建築技術と安全基準を見せつける結果になった。
テロを実行したのは中東とアフリカを拠点にするアポフィスという組織だ。
いまだに世界は、この組織の脅威にさらされている。
この国も最初の自爆テロから何度か脅威にさらされ、狗郎の両親も何度目かはわからないが、その犠牲者になったそうだ。
狗郎自身もその現場にいて、両親が狗郎を庇ってくれたおかげで狗郎は助かったらしい。
その後は引き取り先がなく施設で暮らしていた。
産まれたばかりの妹がいたらしいが、妹は親戚の家に引き取られたらしい。
親戚がいるのにどうして狗郎は引き取ってもらえなかったのかと聞いたら、一華と影狼の事や狗郎自信の能力の事を話しだした。
親戚は一華と影狼の存在は知らなかったらしいが、狗郎の奇妙な能力の事は感付いていたのか不気味だと全員引き取りを拒否した。
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