しがない探偵だ

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玄関の外を映すカメラのモニターを見ると、そこにいたのはニコニコと笑みをうかべる雪乃だった。 いや~焦ったよね? 尾行されたとは考えにくかったし何でいるんだよって思ったよ。 とりあえず受話器を取り雪乃と話しをしたよ。 咲姫 「なんでいる?」 雪乃 「すぐに会えるって言ったでしょ?」 咲姫 「お前は会える気がするって言ったんだ!会いにくるのとは違う!帰れ!」 雪乃 「お願いだからご飯食べさせてよ!」 咲姫 「お前なに言ってるんだ!?阿呆か!?」 雪乃 「ちゃんとワイン持ってきたから!ご飯食べさせて!」 咲姫 「どっか他所に行け!そんな高級スーツとワインがあるなら金あるんだろ?」 雪乃 「言っておくけど高級レストランでも口にあわない店なんていくらでもあるのよ?」 咲姫 「ならコンビニでもファミレスでもいいだろ!?」 雪乃 「いやよ!いいからご飯食べさせて!もう3日も食べてないのよ!?」
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