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咲姫
「何でだよ!?」
雪乃
「忙しくてそれどころじゃなかったのよ!?お願いだからご飯食べさせて…ちゃんとした手料理が食べたいのよ」
狗郎
「咲姫、何揉めてるの?さっき会った雪乃って人だよね?」
咲姫
「なんか飯食わせろってしつこいんだよ…すまないが一華、追っ払うの手伝ってくれ」
一華
「喜んで」
そうして私と一華は玄関を開けた。
殺気立つ一華を見て雪乃はまた警戒心を剥き出しにした。
睨み合う一華と雪乃。
一触即発の雰囲気の中、狗郎は私達に近付きこう言った。
狗郎
「もういいじゃん。せっかく一華と咲姫の作った料理冷めちゃうから早く入ればいいじゃん」
一華
「く、狗郎?ここは咲姫の家なのよ?そんな勝手なこと言ったらダメよ?それに雪女だなんて危険すぎる!?」
狗郎
「いや…じゃあ雪乃は雪女じゃないから危険じゃないでしょ?早く食べよ?」
雪乃
「ちょっと待って。私が雪女じゃないからってのはどういう事かしら?」
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