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春樹
「狗郎…ついに本腰いれて心霊探偵の仕事をする気になったのか!?」
狗郎
「だから探偵ではない。探偵ではないが…この仕事、嫌いではないからな」
春樹
「そうかそうか!人助けに目覚めたって事だな!」
狗郎
「いや…全然。助けてと言われれば助けるが、俺の言うことを聞かないなら助ける気はない」
春樹
「そりゃ言うこと聞かない奴なんか俺だって助けないかも知れないぜ?だって…めんどくさいし」
見渡すと皆も頷き同じ意見のようでホッとする。
狗郎
「兎に角、助けてほしいと思うなら話し聞きますので」
多香子
「わかりました。これからもお世話になります探偵さん」
狗郎
「いや、だから探偵では…」
多香子
「さっそくなんですが、もうひとつ依頼をしたいんですが!」
狗郎
「な、なんでしょうか?」
多香子
「夫をおこすの手伝ってください!」
俺達の視線は洋司にむけられた。そして誰もが思った事だろう。
便利屋ではない…と。
多香子
「さあ一緒に頑張りましょう、探偵さん!」
破壊的な、に立ち向かう人形 終
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