汚れだってちゃんと仕事するんです

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私は牧原の方を向き姿勢を正すと頭を下げた。 明津 「牧原、私がいたらないばかりに負担をかけてしまってすまなかった」 牧原 「いえ、警視正がというより…真田さんが選り好みするからですよ。今にして思えば、柊さんが基準だったんでしょうね。それはそうと、これからどうしますか?」 死霊は倒した。しかし、死霊が封じ込められている箱を保管する場所が必要だ。その場所を用意するにしても時間がかかる為に目下の問題に私は頭を悩ます。 狗郎 「もしかして、その箱の扱いに困ってるのか?」 明津 「ああ…物騒な物だしな」 狗郎 「なら仮に俺の家で保管するか?それなら何かあっても安心だろ?」 狗郎の提案はこれ以上ないものだった。 明津 「いいのか?」 狗郎 「構わねえよ。牧原にもこういった場合の相談はされてて、俺も考えてはいたからな。あくまで一時的な保管だが」 頼りになる男、狗郎のおかけで問題はすんなり片付いた。 牧原 「ふう…一安心だ。とりあえずあのお爺さん探すか」 舞 「牧原先輩、私も手伝います」 牧原 「牧原…先輩?宍戸さん、まさか…頭ぶつけた?」 舞 「なに言ってるんですか?まあいいや…あ、それとですけど、職場恋愛におけるハラスメントの講習会ってありますよね?あれ、牧原先輩とうけてあげてもいいですよ?」 牧原 「…は?」 汚れだってちゃんと仕事するんです 終
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