地中を這い駆ける巨躯

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カーテンの隙間から光が射し込む。 身体に温もりを感じる…それに柔らかな感触。 部屋のドアは開け放たれ、そこには一華が立っている。 そしてベッドに横たわる俺のすぐ目の前にはクリスティがうっすらと目を開け、俺を見ている。 クリスティは俺のベッドに入り笑顔を浮かべ、何か愛おしそうな表情をしていた。 クリスティ 「オハヨウ…クロウ」 クリスティの吐息があたる。 最近は本当に寝起きがいい…はずだが今日は朝から頭が痛い。 俺は昨夜、一人で寝たはずだ。 クリスティと床を共にした覚えはない。 ………謎だ。 一華 「二人共…何をしたのかしら?」 クリスティ 「何をって…見てわからない?」 いや、俺にもわからん。 何故、クリスティが俺のベッドにいるのかさっぱりだ。 しかもどうやらクリスティは服を着ていないようだ。 狗郎 「まて一華…俺は何もしていない。何故、クリスティが俺のベッドにいるのかさっぱりだ」
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