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そして俺は今、ウラル戦線の塹壕の中で89式小銃を構え、数百メートル先にいるドイツ軍を睨んでいる。
退くことはわれ知らず
みよや歩兵の操典を
歩兵の戦は射撃にて
敵をひるませその隙に
前進前進また前進
肉弾とどく所まで
わが一軍の勝敗は
突撃最後の数分時
歩兵の本領ここにあり
あな勇ましの我が兵科
会心の友よさらばいざ
ともに励まんわが任務
突撃の号令を待つ俺の耳の奥では、歩兵の本領の歌が繰り返し何度も流れていた。
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