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俺の両親は死んだらしい
五歳にして天涯孤独となった俺は施設へと預けられた
そして、六歳になる頃にとある武術家のじい様に引き取られた
それからじい様に片っ端から武術を叩き込まれたので、小学校を卒業する頃には大人にも負けないくらい強くなった
中学に上がる頃、俺がいた施設の奴と知り合った
俺と境遇が似ていたが、まだ一歳にもなってない弟が居るらしい
その事を家で話すと、じい様は早速そいつら兄弟を引き取った
何でも、俺が学校に行ってる間が寂しいらしい
同じ年齢の兄の方は俺と同じく鍛えてる途中
そして、中学三年になった時には、二人で地域の不良を一掃しろとじい様に言われ、二人で喧嘩不敗伝説を作り、地域の不良達はおとなしくなった
そんな無茶苦茶なじい様だったが、高校二年の時に病死
遺産があったので困りはしなかったが、大切な者を失う悲しみを再び味わった
そして、現在高校三年生
弟は小学校一年生なので帰りが早いため、俺は帰宅部
兄の方は俺が遠慮すんなっていったので弓道部だ
「ただいま」
本日もつまらない授業を受けて帰ってきましたよ
「おかえり!さーちゃん!!」
俺の名前、吉良 佐伯
名前と名字があべこべみたいだが気に入っている
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