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場は混沌としていた
サシェ『魔王様!わざわざ魔王様のお手を煩わせずとも、四天王最弱である私が勇者ごとき滅ぼしてみせます!』
うわ、サシェさんがノリノリだ
サエキ「よし!ではやるのだ!」
わかってるよな?と目配せしたら頷いてくれたので、場所を譲った
そして
サシェ『とりあえず死ね!』
闇の槍を100本ほど作って雨のごとく勇者にふらせた
サシェさぁぁぁんっ!?
クオン「おい、あれ……勇者大丈夫なのか?」
ソウ「さぁ?」
シオン「無理だよ」
サエキ「サシェさん?もしもーし?」
サシェ『こちら、ひさびさの戦闘に少々興奮しています、しばらくお待ちください!』
サエキ「何その忙しいからあとで!みたいなの!?」
サシェ『ピーッと鳴りましたらご用件をどうぞ!』
サエキ「サシェさんがボケに回っただと!?」
シオン「にーちゃん、ダメだよツッコミが居ないよ」
クオン「懸命に攻撃防いでる勇者とその仲間と兵士たち乙」
ソウ「もうグダグダしてきてるじゃねぇか……………よし、この流れを一気に正常に戻すため、あの人を召喚しよう」
ん?俺がサシェさんとわちゃわちゃやってる間に、総が消えて……先生を拉致してきた
ソウ「さぁ、頑張れ常識人!」
レオル「ちくしょう!やってやんよぉぉっ!」
そして、先生は帝の姿になり、サシェさんの攻撃をさらっと防ぎきり、俺たちと対峙したのだった
今が好機!
サエキ「ふん!帝まで出てきてはちと手間がかかりすぎるな……いいだろう!今はその命見逃してやろう!だが覚えておくがいいぞ勇者!我は!魔王は世を我が物にし!いつか貴様を潰すぞ!それまでせいぜい足掻くといい!ハッハッハッハッハッ!」
そして、闇に消えたのだ!
ついに、念願の魔王ができた!俺の夢が叶ったのだ!
サエキ「というわけで、魔王の宣戦布告も終わったし、満足したから特殊ダンジョンで一狩りいこうぜ!」
え?勇者?
そんなもん、どうでもいいよ
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