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「無事目が覚めたようだね。ルシフェル君」
【地上界に何用だ、神よ】
「あ、君達ルシフェル君の配下だよね?今のルシフェル君は体は見た目相応だから面倒見よろしくね~」
【何故このような体にした】
「え?そんなの仕事仕事五月蝿い君への嫌がらせ以外に何があるっていうの?せめてもの情けに魔力はそのままにしておいたんだから、文句言わないでよ。じゃね~」
神は言いたい事だけ言うとさっさと天界に戻っていった。
そしていきなり神が現れた事による混乱で二人は動かなくなってしまった。
少しの間待ってみたが二人に動く気配がないが、なんだかだんだん眠くなってきてしまった。
【……すまない。何故だか眠くなってきたのだが、眠ってしまって大丈夫か?】
「赤ん坊は眠る事もお仕事ですからね。おやすみなさい魔王様」
自分の問いに、微笑んで答えてくれるメイド。
どうやら混乱から抜け出せたようだ。
「宰相様、魔王様のお部屋等はどういたしますか?」
「…ふむ。メイド長よ、メイド達の中に乳母の出来る者はいるか?」
「一人ちょうど良いのがおります。すみませんが宰相様、魔王様の部屋の支度等をして参りますので魔王様を見ていてください」
自分がメイド長から宰相に渡された辺りでついに眠気に負け、眠ってしまった。
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