魔王様、誕生
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今日の挑戦者もいなくなり、疲れた足取りでこの部屋の出口まで来た。 そしていつもの習慣で魔王様の椅子に一礼して退室しようとした時。 椅子の一部が急激に発光し、急な事で目に直接ダメージを受けてしまった。 「目がぁぁ!目がぁぁぁぁ!!」 目を押さえて踞り、目の痛みがなくなったから、恐る恐る目を開けて前を見てみれば―― 「あぶぅ」 ――椅子におくるみに包まれた赤子がいた。 ~宰相Sideend~
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