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どこでもある家庭のどこにでもいる女子高生、「五十嵐 真由」
いつもと変わらない朝を迎える
「ふわぁぁ...よく寝た...」
真由は背伸びをし、眠い目を擦りながら制服に着替え始める
あまり発育が良いとは言えないが細身で小柄な体つきをしている
セーラー服に身を包むと真由は家族の待つリビングへ向かう
リビングの扉を開けようとすると
「むふう...あなたぁ...おかわりぃ...」
リビングの中から母の声が聞こえるが、しかし
(ママ?あれ?ママの声ってこんなに低かったっけ?)
いつも聞く母の澄んだ声とは違う野太い声に真由は首をかしげる
「ふうう...真由ぅ~?早くしないとご飯食べちゃうわよぉ~?」
扉越しに母が真由を呼ぶ
「あっ、はーい...」
真由は呼ばれた拍子に違和感が拭えないまま扉を開ける
するとそこには
「えっ...あんた誰?」
真由の目の前にはとてつもなく太った女性が腰かけていた
「(がつがつがつ)んぶう?(ごっくん!)誰ってぇ...あんた寝ぼけてるのぉ?ママでしょう?」
母だと名乗るその肉塊はテーブル一面に広がる料理をすごい勢いで食べていた
流し台には既に汚れた皿が積まれており、恐らくずっと食べているのだろう
「あんたなんか知らないわよ!人ん家で何してんのよ!」
嫌悪感を顕にする真由
「おい真由?一体どうしたんだ?」
父親が不思議そうに真由を問いかける
「それはこっちの台詞だよ!どうして知らない人が家でご飯食べるてるの!?」
「知らないって...この人はママだろ?」
「何言ってるのこんなデブがママな訳ないじゃない!」
真由は怒鳴りながら太った女性を指差す、が
「!?」
真由の手はまるでクリームパンのように丸く太くなっていた
「なっ何これ!?」
真由は自分の手を見て驚愕する
ぶわっ!むくむくむくむく...
すると手から膨らみがさらに広がり初め、腕全体が太くなる
「嫌ぁ!!体がぁ!?」
腕だけでは留まらす、足、胴体、顔がみるみる膨らんでいく
体の至るところが太くなり垂れ下がる
「ぶふう...ぶふう...」
呼吸は荒くなり、膨れ上がった頬と二重顎のせいで声までも太く、重いものになってしまっていた
「むふう...嘘...でしょ...私の体がぁ...」
そこには目の前の女性に匹敵する巨デブが立っていた
真由は自身の大きくせり出した巨大な腹肉を揉みながら涙を流していた
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