(7)元カノと遭遇

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恵はそれ以上何も言わず立ち去ってしまった。 恵は留奈に負けたと言うコトか? 留奈は恵の姿見えなくなった途端、 急に腕を離し、 ホッとした表情で胸を撫で下ろした。 留奈の胸が当たっていた腕には熱が帯びていた。 カラダだってどうにかなりそうだった。 「それよりも俺とお前…いつ恋愛した?」 「え、 あ・・・政略結婚って聞えが悪いから・・・」 「いきなり、 腕掴んで…胸を押し当てて来るから…この場でその気になりそうだった・・・」 もう既にその気になってるけど。 ハッキリ言えば、 ドン引きされそうで言えなかった。
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