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私はシャワーを浴び、
布団の上で眠る捺さんを放って、
自分は布団に潜って就寝した。
「おいっ!!?」
激しくカラダを揺すられて目が覚める。
「30分って言っただろ!!?何で…朝になってんだ?」
「私も疲れていたから・・・」
「せっかくの初夜が・・・」
捺さんは惜しげに呟き、
参ったように髪を掻き毟った。
部屋のブザーが鳴り響く。
「誰かしら?」
「誰って・・・哲だ…哲子」
捺さんはベットから降りて、
寝室を出て行った。
今日は日曜日のはず。
日曜日も仕事なの?
私もベットから下りて、
寝室を出た。
手前の部屋には捺さんと哲子さんの姿があった。
「捺さんは?」
「シャワーだけど・・・」
哲子さんと会うのはあのパーティ以来。
「仕事ですか?」
「新婚早々から悪いわね。
ゴルフコンペよ」
「そうですか・・・」
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